「いま東京です。蝉がないていて感動です!」
つい1週間ほど前に札幌在住の作家さんからきたメールです。東京では夏の終わりには当たり前のように鳴いている蝉。暑苦しいとは思っても、感動なんて??と思ったら、札幌ではほとんど聞くことはないそうです。
そういえば先日テレビでも、「フランスには蝉は南フランスにしかいない」といってました。種類によっても違うと思いますが蝉の生態系の北限ってどのあたり?
しずけさや岩にしみいる蝉の声 芭蕉
あまりにも有名な句ですが、これは山形県のお寺だったと思うので、東北地方には生息するのは間違いなさそう。そうすると本州と北海道が境目くらいなのかもしれません。
明日から9月、蝉の声もそろそろおしまい、秋の虫の音が聞かれる頃になり、秋の訪れをしみじみ感じる頃になります。北海道で虫の音はきけるのでしょうか?
暦の上ではもう秋ですが、8月に入ってから、これぞ夏という日が続いています。止むことのない蝉の声も暑さを増すような気がします。
今朝、ギャラリーの前を掃除していたら、はらりと落ちてくるものが。一瞬「葉っぱ?」と思ったら、きれいなアゲハチョウでした。もう虫の息で、飛ぶ元気も残っていないようでした。チョウも暑さにやられるのか、まるで熱射病のように見えました。人に踏まれないように隅によせておきましたが、もう1日生きられるかどうかでしょう。
蝉の成虫は1週間程度しか生きられないというのはよく聞きますが、蝶はどうなのでしょう?多分長くは生きられないと思います。それなのに、こんな風に道路に落ちて死んでしまうのは、可哀想な気がしました。
人間ならば、エアコンの効いた部屋にはいれば暑さはおさまります。そして、そのエアコンが熱を外に出して、外をより暑くし、こうやって他の動物を犠牲にしているのかもしれないな。と、ちょっと考えさせられる一瞬でした。


今週の展示、「趙純恵exhibition」。モノトーンでまとめられた作品たちは、ギャラリーの空間にぴったり。大きな作品も存在を主張するというよりは、「そこにある」という落ち着きを感じさせます。8月15日迄。