今までギャラリーを利用してくださった方の中に、この3月卒業の美大生さんがとても多く、1月からあちこちの学校の卒業展示を見にいっています。卒展は、大学最後ということもあり、力作が多く、数も多いので見ごたえがあります。それに加えてなつかしい人に会えたりするので、私の楽しみのひとつでもあります。
先週末も原宿に造形大学のグラフィックデザインの卒展に行き、そのあとに有楽町に多摩美術大学のグラフィックデザインの卒展と、卒展のはしごをしてきました。
力作の多い中、特に目を引いたのが、多摩美の川腰さんという方の映像の作品。中間管理職を思わせるコミカルな同じ人形が、あるグループはゴルフをしていたり、また別のグループではサッカーをしていたり、判子を押していたりするグループもあれば、手をつないで宙にういているグループもあり、そのたくさんの人形が音楽にあわせ、規則的に動いているというもの。その動きは「イッツ・ア・スモールワールド」のように楽しいものでありながら、風刺がきいて、かつ洗練されていて、思わず見入ってしまいました。
卒展のように作品の数が多いと、映像は最後まで見ることは少ないのですが、これはもう1度はじめから見たいと思うほどでした。
正直、2つ卒展をみるとかなり疲れます。でもこういう作品に出会ってしまうとやみつきになります。