10月にはいって、あの残暑はどこにいったのかと思うほどの秋色になってきました。トップ画も秋を思わせる紅葉にかえてみました。

おととい、オペラシティギャラリーの「メルティング・ポイント」に行ってきました。本当は丸亀美術館の「エルネスト・ネト展」に行きたかったのですが、こちらは香川県、ちと遠すぎて行けません。ちっと思っていたら「初台にもネトの作品展示している」との情報を得て、こちらに行くことにしました。

「メルティング・ポイント」はジム・ランビー、渋谷清道・エルネスト・ネトの3人のインスタレーションですが、もちろん目当てはネトだったのですが、3つのインスタレーションどれも素晴らしくて、それほど期待していなかっただけ、すごく得した気分になりました。
広い床にはりつめられたテープ、その上の置かれたいくつかのオブジェ、高い天井、それに包まれた自分そのものがすべてアートと思えるランビー。仕切られた空間、あるときは茶室のにじり口のようにくぐってはいる空間が白一色でおおわれ、その中の作品はかすむように見え、不思議の世界にはいりこんだような渋谷。そして、上下2段にわかれた布を極度に引っ張り、中腰でその中を移動するのに、そこから見る景色は、まるで体内のようにいるような感じすらし、おだやかでやさしい空間のネト。まさにメルティング・ポイント(融点)の世界。

平日の夕方のせいか人も少なく、芸術の秋を堪能した時間でした。