演劇にいくとたいていたくさんのチラシをくれます。だいたいがこれからやる演劇のチラシなのですが、まれに映画のチラシも混じっています。その中に入っていたのが「クワイエットルームにようこそ」。監督が松尾スズキなので演劇要素の強い映画なのかもしれないと思って前からちょっと気になっていた映画でした。
とある精神病院に、主人公の明日香が五体拘束されているところからはじまるこの映画は、ところどころにクスリと笑ってしまうところもあり、一見喜劇のようにもみえますが、テーマは重い映画です。この病院に居る人たちは皆自分は正常で、まわりが異常と思っていますが、実際のところは皆精神的にどこかおかしい。それは果たして精神病院の中だけなのか?一般社会でもそうではないのか。異常と正常の差ってどこにあるのか?と思わせるような映画でした。
そして、この映画のエンドロールで去年当ギャラリーで展示してくれた、高野華生瑠さんの名前を発見。「そうか劇中のあの絵は高野さんの絵なんだ~」と思わずにんまり。こんな楽しみ(私だけの楽しみですが)があるんだもの、映画は最後までみなくちゃいけませんね。
ちなみにこのあとで原作も読んでみました。同名の小説の作者はやはり松尾スズキで、同じ人が書いたものなら、ストーリーはそんなに変えていないはず。ならば、この映画を活字で読んだらどうなのかということに興味をもちました。読後感は映画よりはさらっとしていましたが、映画でわからないところが本でわかり、本でわからないところが映画でわかる、お互いがお互いを補っているように感じました。この映画が気に入った人は原作も読んでみると面白いかも。



今週の展示は、ジュイエではめずらしくパフォーマンス。演劇あり、ダンスあり、映像ありの1時間弱の上演です。写真は練習中を撮らせてもらいました。
25日迄。25日の上演ならまだ若干の空きがあるそうです。予約制ですので、気になるかたは、電話070-6523-7902にお問い合わせを。
15日の木曜日はボジョレー・ヌーボーの解禁日。今年も行きました、ヌーボーパーティ。
このvin sur vinのヌーボーパーティでは、何種類ものヌーボーが飲めます。きわめつきは樽のヌーボー、樽からそそがれるワインなんてめったに飲めません。そして、これがおいしい、やっぱりこれだね等々と気の会う仲間たちと話しながら飲むのがとても楽しい。パーティで会った人とのヌーボー談義やビンゴゲームなどもあり、本当に楽しい時間がすごせます。
2007年のヌーボーは香り高く華やかで、「100年に1度」といわれた2003年、「奇跡」といわれた2005年に匹敵するくらいおいしい。「100年に1度」とか「奇跡」とかいう称号(?)がつかないほうがヌーボーらしい気がします。ヌーボーがおいしい年はワインの当たり年になることが多いので、2007年のワインは要チェックかもしれません。
解禁日に飲まなくたって遅くはありません。2007年のボジョレー・ヌーボー、是非お試しあれ。
子供の頃、家にお金をとりだす部分のない貯金箱がありました。お金をとりだすには割るしかなく、それにはしのびなく、割ったおぼえがないのでどこかにあるはずなのですが、いつのまにか見当たらなくなってしまいました。
貯金箱なんてものはどこの家でもあったものですが、最近ちょっとしたブームなのかいろいろな貯金箱がでています。そのうちのひとつに「貯金爆弾」なんていうのがありました。貯金を怠ると大爆発をおこす爆弾型貯金箱だそうで、なんか怖そう。でも絶対爆発したところがみたくて、すぐ貯金を怠りそうな気がします。
それよりも”貯金箱の住人”付きの「人生銀行」のほうが、ハッピーなエンディングがみたくてお金が貯められそう。いやだが「残念なエンディング」もみてみたい。そうするとこちらも駄目かも・・・
貯金箱自体の値段も約3000円と5000円。安くはないかなという金額です。はたしてこれらは売れるんでしょうか?
いい映画だったと思える映画を最近2つみました。先週みたのが「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、今週みたのが「クワイエットルームにようこそ」。どちらも好き嫌いが分かれそうな映画ではあります。
「エディット・ピアフ」は絶対観たかった映画。フランスかぶれを自負している私にはこれは見逃せません。何といっても主演の女優、マリオン・コティアールが素晴らしい。身長が169cmだそうですが、小柄なピアフを演じてもその身長の高さを感じさせません。多分、賛否両論でしょうが、時系列がばらばらなのも、私にはフランスっぽくおしゃれに見えます。
副題に「愛の讃歌」とありますが、映画の中での取り扱いは「愛の讃歌」はそれほど大きくありません。アメリカでの副題は「La vie en rose」(邦題:バラ色の人生)らしいので(そういえばこれだけ英語で歌っていました)、単に、その国で最も有名な曲を副題にしているのかもしれません。それよりも最後に自分の人生を振り返って歌う「水にながして」のほうがはるかに印象的ですし、このときのマリオン・コティアールがすごい。吹き替えだそうですが、まるで自分で歌っているようです。この歌の原題は「Non, je ne regrette rien」(いいえ、私は何も後悔していない)ですが、まさに原題どおりで・・・感動的でした。フランス好きの方にはオススメの映画です。
「クワイエットルームにようこそ」はまたそのうちに・・・