花束をプレゼントされたら、おそらく女性ならば誰でも嬉しいでしょうし、部屋に花が飾ってあったら、それだけで気持ちが和んだりするのではないでしょうか?
しかし、それが造花だったら、生花ほどの嬉しさや和みはないのではないかと思います。ましてや枯れてしまったら、花としての役割は果たせなくなり、もはやゴミと化してしまいます。

今展示している高梨こずえさんは、その造花や枯れた花を素材として写真をとっています。
造り物であるはずの造花が、自然の中におかれ、カメラというフィルターを通すと、本物の花以上に鮮やかに見えたり、枯れたはずの花もカメラを通して、命をふきこまれたように感じ、そこには彼女の感性と模索している姿が見え、写真というものの奥の深さを感じます。

絵画と違って写真は、シャッターを押しさえれば、誰にでも撮れます。ところが、撮る人によって全く違う写真となったりします。もちろん技術的な差もあるのですが、それ以外の何かを感じることがあります。
そんなとき写真は「アート」になるのかもしれません。


A Flowering PlantA Flowering PlantA Flowing Plant
今週の展示は、上記高梨こずえさんの写真展、「A FLOWERING PLANT」。25日(火)迄。是非ご覧下さい。