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03/29: 身毒丸

Category: 演劇・美術
Posted by: juillet

彩の国さいたま芸術劇場で「身毒丸(しんとくまる)」(寺山修司作、蜷川幸雄演出、藤原竜也・白石加代子主演)というお芝居をやっています。
藤原竜也・白石加代子主演の「身毒丸」は2002年の公演を最後としていて、今後やらないはずだったのですが、ジョン・F・ケネディセンターの日本フェスティバルに招聘され、アメリカで再上演され、その凱旋公演として上演されています。

これは埼玉だろうが何だろうが行かなくてはいけません。観たかったのですが、もうやらないだろうとあきらめていたお芝居です。念願叶って、おととい行ってきましたが、いろいろ感慨深いお芝居でした。主演の2人がよかったのは言うまでもないのですが、義理の母と息子の愛憎劇、昭和を感じさせる、60~70年代のアングラ演劇を彷彿する舞台はまさに寺山修司の世界です。そしてそれをこれほどまでに艶やかにした演出の力、いや素晴らしかったです。

難をいえば、身毒丸の藤原君が大人になりすぎてしまったこと、多分今のほうがうまいと思うのだけれど、ガラスのように透明でもろい少年の心を表すには、少し年をとりすぎた感がありました。観れるものなら15歳の初演のときをみてみたいと強く思いました。2002年に封印しようとしたのも納得です。
それでもやっぱり藤原君よいなぁ~。さあ次は6月の「かもめ」。チケットは既にゲットしてます!


合言葉はおるとませい合言葉はおるとませい合言葉はおるとませい
今週の展示は「合言葉は『おるとませい』」。「おるとませい」とは造語で「ごちゃまぜ」のこと。ごちゃまぜの面白さを感じてください。4月1日迄。

Category: General
Posted by: juillet

「バングラデッシュからです」 これは少し前に届いた友人のKさんからのメールの件名でした。

Kさんはバングラデッシュ人と結婚し、4年前に双子の赤ちゃんを産みました。2月に子供たちといっしょにバングラデッシュへ行き、1~2年の予定でバングラデッシュに滞在するそうです。メールにはバングラデッシュでのとまどいながらも前向きな暮らしぶりが書かれていました。

だいたい私なんて、バングラデッシュがどこにあるかさえはっきり知らないし、インドに似ているといわれても、インド(さすがに場所はわかりますが)がどんなだかも見当がつきません。
「買物は男性の仕事、女性が買物するのは危険らしい」など日本ではありえないことが、バングラデッシュの常識らしく、さして長くはない文面から、異国の習慣が垣間見れるメールでした。

人が一生のうちに知ることができる知識は、ほんのわずかです。しかもぼーっとしていると、知ることができたはずのことも通りすぎてしまいます。
異国で頑張っているKさんのメールは刺激的で、知らなかったことを知ろうとするきっかけにもなりそうです。
バングラデッシュからのメールに感謝!


来来天福来来天福来来天福
今週の展示は「絵物語/来来天福」。30枚のイラストが絵本を読むように楽しめます。少年りんとパンダの天福の冒険を是非ご覧下さい。24日(月)迄。

Category: 演劇・美術
Posted by: juillet

京橋のGallery b Tokyoで開催されている白石綾子さんの個展に行ってきました。

白石さんはおととしの秋、ギャルリー・ジュイエでグループ展やっていただいたのがきっかけで、その後武蔵野美術大学の卒展、今回と彼女の絵に対峙するのは3回目となります。

今回の個展はベタないい方ですが「とてもよかった!」
白石さんは一貫して若い女性を描いていますが、その姿は美しいというよりは生々しく肉感的な、さりとてエロスとはまた違う、日常的なひとこまを切り取ったような絵を描いています。(こちらで白石さんの卒業制作の作品を見ることができます)
今回の一連の作品の特徴として、下地に花模様の布を貼り、肌に薄くその模様がうきでるように描かれていました。それはタトゥーを想像させるような、いやそれよりは、お酒を飲んだときにできる肌の紅潮に似て、それがややもすれば暗くなりがちな作風に、華やかさやある種の凄みすら加えられているようでした。
円形のキャンバスの縁にも赤い花模様の布が張られていて、ギャラリーのライトにあたると、まわりがオーラのようにほのかに赤くなるのも、作品に華やかさを添えているように思いました。
作品を観ながらふと思いました。「この絵は男性には描けないな」と。女によって描かれた、女の内面をえぐりとるような絵に囲まれてただただ感動するばかりでした。

白石綾子さんは武蔵野美術大学の大学院に在学中の若い作家さん、これからが楽しみです。
個展は明日(15日)までです。明日、銀座方面に行く方は、立ち寄られることをお勧めします。


ふと展 ふと展
今週の展示は「ふと展」。ふと気づいたことをテーマに立体、平面、写真と多彩な展示です。真ん中の写真は地下鉄の使用済みの切符でできています。是非ご覧下さい。3月18日迄。

Category: ギャラリー
Posted by: juillet

以前、ある彫刻家の方に「(自分の彫刻の)素材は発泡スチロールで、けずったあとに、色をふきつけて金属のようにみせる」という話を聞いたことがありましたが、そのときは漠然とはわかるけれど、実感としてよくわかりませんでした。

つい先日、たまたま見たテレビで、「発泡スチロール王選手権」なるものをやっていました、その決勝戦が、映画「ライラの冒険」に出てくる“鎧グマのイオレク”の相手となる“鎧を着た動物”というテーマで、「サイ」と「マンモス」でチャンピオンと挑戦者が争っていました。その出来栄えたるや、とても発泡スチロールとは思えない素晴らしいものでした。発泡スチロールの彫刻ってこんなにすごいんだぁと感激しましたが、いかんせんテレビ、細かいディテールまではわからないので、実際に見てみたいなぁと思っていました。

そうしたら、今週のグループ展のメンバーの坂本さんが、発泡スチロールのオブジェを展示していました。つやのある表面と重量感のあるフォルムはとても発泡スチロールには見えません。坂本さんに許可をいただいて、もたせてもらいましたが、「うん、軽い。」まさしく発泡スチロールです。
発泡スチロールの表面をつるつるにするためにやすりをかけるときは、ものすごく粉?がとぶので、室内では作業できないそうです。いろいろ苦労はありそうですが、材料としてりっぱに彫刻に成り得えるものなのです。

見て納得、持って納得でした。アートにもいろいろな形があるものです。


とある展とある展とある展
今週の展示は「とある作品展」。右の写真が発泡スチロールのオブジェです。是非ご覧下さい。3月11日まで。

©2003 Galerie Juillet.