以前、ある彫刻家の方に「(自分の彫刻の)素材は発泡スチロールで、けずったあとに、色をふきつけて金属のようにみせる」という話を聞いたことがありましたが、そのときは漠然とはわかるけれど、実感としてよくわかりませんでした。

つい先日、たまたま見たテレビで、「発泡スチロール王選手権」なるものをやっていました、その決勝戦が、映画「ライラの冒険」に出てくる“鎧グマのイオレク”の相手となる“鎧を着た動物”というテーマで、「サイ」と「マンモス」でチャンピオンと挑戦者が争っていました。その出来栄えたるや、とても発泡スチロールとは思えない素晴らしいものでした。発泡スチロールの彫刻ってこんなにすごいんだぁと感激しましたが、いかんせんテレビ、細かいディテールまではわからないので、実際に見てみたいなぁと思っていました。

そうしたら、今週のグループ展のメンバーの坂本さんが、発泡スチロールのオブジェを展示していました。つやのある表面と重量感のあるフォルムはとても発泡スチロールには見えません。坂本さんに許可をいただいて、もたせてもらいましたが、「うん、軽い。」まさしく発泡スチロールです。
発泡スチロールの表面をつるつるにするためにやすりをかけるときは、ものすごく粉?がとぶので、室内では作業できないそうです。いろいろ苦労はありそうですが、材料としてりっぱに彫刻に成り得えるものなのです。

見て納得、持って納得でした。アートにもいろいろな形があるものです。


とある展とある展とある展
今週の展示は「とある作品展」。右の写真が発泡スチロールのオブジェです。是非ご覧下さい。3月11日まで。