この前の休みに久々に歌舞伎に行ってきました。(しょっちゅういってるじゃんと言われそうですが)
今回一番楽しみだったのが、御年80歳の中村芝翫の「藤娘」。中村芝翫といえば、踊りの名手で知られた役者さんですが、なにしろ80歳、可愛らしさが見所の「藤娘」をどうやって舞うのだろうかという楽しみがある反面、やっぱり年にはかてないのかとがっかりするのではないかという不安とがいりまじっていました。が、そんな心配は無用でございましたよ。
「可愛らしい」というわけではないけれど、艶やかで、余計なものはすべてとりさってしまって無心で踊っているような、そんな気がしました。老境ならではの域というのでしょうか、いいものを見せてもらったなという感じでした。この日一番の演目だったことはいうまでもありません。
ところで、この「藤娘」に「ご贔屓(ひいき)を傘に戴く」という但書(?)がついていました。「傘」は「傘寿(80歳)」と藤娘の黒塗りの「傘」にかけているのでしょう。「いただく」も「頂く」ではなく「戴く」というのがいいですね。80歳の今日まで演じ、踊り続けた役者さんにぴったりの、なんて粋な言葉。くぅ~たまりません。だから歌舞伎が好きなんです。



今週の展示は「Post Card ~サウダージの研究~」主にブラジルの旅で見聞きしたもの感じたものを写真と文であらわした展示です。「サウダージ」を感じに是非お越し下さい。3日間だけの展示です。27日迄。
ギャラリーの近くに少し大きな公園があります。池があり、春には桜が咲き、秋には紅葉が楽しめ、子供用の遊具もあるという心地よい場所なので、お子さん連れの方に勧めたりすることがあります。
ついこの前も、「こんな公園が近くにありますよ」と勧めたら、蚊がいっぱいいたので早々に退散したとか。もう10月だっていうのに蚊ですよ蚊。
そういえば、今年は5月から蚊が発生、いつもは7月くらいからでてくるので、蚊よけの準備もまだの頃に、「蚊にさされた」という声をききました。
蚊の活躍する(?)期間が長くなっているのですね。歓迎できることではないのですが、東京の温度は確実に昔より上がっているという証拠かもしれません。
そのうち季節感なんかなくなっちゃうのかなぁ、それはとてもさみしいことと思って歩いていたら、どこからか金木犀のよい香りがただよってきました。あぁこれこそ秋の訪れを感じさせる香り、秋は確実にやってきています。金木犀の香りにほっとしたある午後のできごとでした。



今週の展示は「第肆回 板津綾二展 ~鋳物デ生マレタ者達~」。白銅や青銅でつくったオブジェと家具の展示です。先週とはがらりと趣きが変わりましたが、ギャラリースペースによくあった展示です。是非ご覧下さい。10月21日迄。
10月に入り、秋めいてまいりました。ジュイエのトップ画も秋仕様にしてみました。
さて、10月2日から、ギャラリー企画の「パーティー会場へようこそ!」が始まっています。ひさびさのmaroさんの個展です。今回はイラストとポタリー(絵付けの陶器)、可愛いけれどそれだけじゃないmaroさんの作品に、今回も暖かい気持ちになれ、作品にかこまれてギャラリーにいるととても幸せな気分になれます。
maroさんの個展を一番楽しみにしているのが、多分この私。主催者という立場を忘れ、すでにいくつかポタリーをゲットしています。ほしいイラストもあったけれど、これは非売品と断られてしまいました。orz
maroさんとは、ギャラリーができてまもない頃からのお付き合いで、駆け出しも駆け出しのギャラリストの私に、よくまあついてきてくれたものだと感謝以外の言葉はありません。
ところで、今回の「パーティ会場にようこそ!」はちょっとしたコラボ企画のおまけつき。10月7日(火)~10月12日(日)に同じ高円寺のギャラリーたまごの工房さんで開催されるpoco*mocoさんの「ぽたり~展」と両方でスタンプを押して応募したかたのうち、抽選で2名様にお二人の素敵なコラボ作品をプレゼント。どんな作品かって?それは両ギャラリーに1個ずつ飾ってあります。こりゃ観に行くっきゃないでしょ。ジュイエの帰りには是非「たまごの工房」へお寄りください。



というわけで、今週は「パーティー会場へようこそ!~maroarts exhibition 2008~」。いつも以上に盛りだくさんなmaroワールドにひたりに是非お越し下さい。10月12日(日)迄。