今年は松本清張の生誕100年ということで、テレビでも清張もののドラマを数多く放映していました。清張ものドラマは脚本の確かさから、サスペンスとしてはずれが少ないので、私も楽しみに見ていたものも多かったように思います。
そういえば太宰治も今年が生誕100年、ということはこの2人の作家は同い年、ちょっと驚きです。
どちらも大学時代に盛んに読んでいましたが、太宰というともう古典に近いもの、かたや清張は娯楽的に楽しんでいました。それもそのはず、太宰は30代で入水自殺、私が生まれるとおの昔に亡くなっています。かたや清張は、80歳すぎまで生き、作家として有名になったのも40過ぎと、活躍している時期がまったく違うのです。
太宰は、古ぼけた白黒写真でしかその姿をみることができないのに、清張はテレビで見ることもあり、同じ年に生を受けながら、この印象の違いは何なのだろうと思います。それだけ昭和という時代の変化が激しかったのかもしれません。
聖路加病院の日野原先生が、小学生に「命は目にみえない。命は時間だ、与えられた時間の中で何をするかということだ」と講義していたけれど、同い年の太宰と清張の違いを思ったときに、人はそれぞれに違う道を与えられていることを感じます。
自分らしさを大切にして、今を生きる大切さを、2009年の終わりに考えさせられました。
今日から始まっている展示は、多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科の卒業展示の一環としての写真展です。
これは、阿佐ヶ谷、高円寺地区の7つの会場で、写真・絵画・演劇・映像等のジャンルで卒業制作を発表しようという、素敵な試みです。
20日~23日の予定の卒業制作展ですが、ジュイエだけ一足はやく今日(19日)からはじまりました。
搬入時から、実行委員とおぼしき学生さんが様子を見に来てくれるわ、トラブルがあり設営が遅れそうな学生さんがいると聞けば、手伝いにきてくださる研究室の助手さんがいるわで、そのチームワークのよさが立ち会っている私にも伝わってきます。
会場のひとつにとお話をいただいたのが夏になる少し前。多ジャンルにわたるために会場探しには大変な苦労があったようで、その中のひとつに選ばれたのは、とても嬉しいことです。
私にとっては、高円寺はもちろんのこと、阿佐ヶ谷にも縁があり、どちらも大好きな場所です。「よくぞ選んでくれたねぇ、この地区を。お目が高い!」という気持ちです。
スタンプラリーもあるらしいし、明日から私も他の会場もまわってみよっと。皆さんもいかがですか?
詳しくはこちらのブログから。
http://tau2009.org/



というわけで今週は上記の展示です。ジュイエの今年最後の展示でもあります。是非お越しください。12月23日(水)まで。
こないだ12月になったと思ったら、もう10日すぎ。あれもこれもとやりたいことがあるのに、どんどん時がたっていってしまいます。師走とはよく言ったものです。12月からトップ画も変えました。今回は9月に展示していただいた武蔵野美術大学の笹崎さんの油絵です。ブルーの色調が都会の凛とした冬を感じさせ、今の季節にしっくりきます。
さて、あれもこれもやりたいことのひとつ、前から要望のあった(というより、とにかく私が欲しかったのですが)プロジェクターを購入し、来年からプロジェクターをレンタルできるようにしました。
先日テストをしてみましたが、これがなかなかいい感じ。スペースをフルに使えば、150インチくらいになります。サウンドを既存の天井のスピーカーから出るようにすれば、ちょっとしたミニシアターです。これでDVD見ればいいかも。ってレンタル用じゃなかったのか・・・いえレンタル用ですよ。レンタルについて詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.juillet.jp/gallery/projecter.html
そして、これも前から欲しかった、トイレを暖房便座にしました。これで冬でも冷たい思いをしなくてすみます。
少し前に進んだギャルリー・ジュイエ、2010年も宜しくお願いします。(まだ少し早いですね。はい)