南米チリで落盤事故がありました。絶望とみられていた作業員33名が、地下700mのシェルターに避難し、無事だったことが確認されました。ところが、その救出に4ヶ月かかるといいます。鉱山の安全管理のずさんさがみてとれるようですが、それはまぁおいておいて、「救出まで4ヶ月」ということは、シェルターにいる人たちには知らされていないということです。
4ヶ月という期間の長さに絶望しないようにという配慮なのでしょうけれど、もっと早く救出する方法があるかもしれないのならともかく、自分だったらおしえてほしいと思うのではないかと思います。今は「助かる」という希望をもてるでしょうが、2,3週間もすれば、もう地上にでられる手立てはないかもしれないという絶望に変わるような気がするからです。「ここまでまてばいいんだ」というのと、「いつまで待てばいいんだ?」というのとでは、精神的負担が全く違うのではないでしょうか?4ヶ月は長いけれど、待てない期間じゃない。だったら教えてほしいというのが人情ではないかしらん?
落ち着いたら知らせるということなのかもしれませんが。
現場近くの、作業員の家族のキャンプは「エスペランサ(希望)」と名づけられているそうです。希望の光が少しでも多く、作業員の方々とその家族に届けられますように。そして、33名皆が無事に戻れることを祈ってやみません。



今週の展示は「quartetto ~日本画4人展~」です。4人の日本画のおりなすハーモニーを是非ご覧下さい。8月31日迄。
今年の夏は本当に暑いです。暑いのであまり動きたくないと思うのですが、こういうときに限って、ずっとペンディングだったあれやこれやが動き出し、前から計画していたギャラリーの塗装工事があったり、もちろん通常の仕事も手は抜けません。ちょっとバテ気味かなぁと思っていたら、案の定風邪をひいてしまいました。はやめに医者に行ったおかげでたいしたことなく直りそうです。
風邪の原因は疲れと、冷房のせいも少しあるかもしれません。何しろこの暑さ、室内では冷房なしではいられません。でかけることも多かったので、暑いところと涼しいところを出たりはいったり。夜寝る時も、さすがにずっとはつけませんが、30分タイマーをかけて、目が覚めるとまた30分タイマー。あまり体にいいとは思えません。でも寝られないよりいいよね~。
今年の夏は熱中症で病院に運ばれた方が数百人とか。亡くなった方も少なくありません。室内で熱中症になる方もいて、その原因の多くが冷房がない、または使えないこと。
う~ん、昔は家にエアコンなんてなかったよなぁ。会社だって、6時になると止まったりしていました。それでもなんとかなってたのに、今年の夏はそんなに異常なのでしょうか?いずれにしても、だんだん住みにくくなっていくような気がします。



今週の展示は「むしのしらせ」。14人の美大生による「むし」をテーマにした、イラスト・立体・半立体・映像の展示です。「むし」のとらえ方が十人十色で、楽しい展示です。是非ご覧下さい。8月24日迄。
ギャラリーの前の街路樹によりそうように、夾竹桃(キョウチクトウ)の木が生えています。
この木は、街路樹のように地方自治体の管理によるものではなく、いつのまにか生えてきた木ですが、生長がはやく、すぐに道路にまでせり出し、交通の邪魔になってしまいます。そんなわけで2年に1度くらい、根元まで刈られてしまいます。
ところが1年もすればまた大きくなり、夏には濃いピンク色の花を咲かせます。夏の真っ盛りに咲く濃いピンクの花は、暑さを助長するようで、あまり好きではありませんでした。
今、大変な病と闘っている大切な友人がいます。毎日の検査と治療、そのたびにつきつけられる大きな問題、肉体的にも精神的にもとても辛いはずなのに、そのたびに彼女はそれをのりこえています。その姿が今年は夾竹桃と重なります。暑苦しいと思っていた夾竹桃の花も、今年はいとおしい。
さらにこの花は、被爆直後の広島でいち早く咲き、市民に復興の希望を与えた花で、広島市の花とされているそうです。くしくも彼女は広島出身、夾竹桃の生命力を彼女に捧げたい。きっときっと元気になりますように。

ギャラリーの前の道路に咲く夾竹桃の花です。