3日程前は真夏日だったのに、今日は11月の気候で肌寒いです。今年はこんな風に気温の変動が激しいようで、体が適応していくのが大変です。
適応といえば、この前「エベレストにカラスがいる」という記事を読みました。
エベレストに挑んだ登山家が、標高7800mあたりに埋めた食料などがカラスに食い荒らされて、登頂を断念した。というのがその内容ですが、驚いたのは、そんな高地にカラスがいるんだということ。しかも食料を食い荒らされるなんて、都会のカラスといっしょです。
そもそもカラスは童謡の「七つの子」にもあるように、山にいたはずです。それがえさの豊富さのため都会に降りてきて、枝の代わりにそこらのベランダから洗濯物を干す針金ハンガーをもってきて、巣もつくってしまいます。その適応能力はすごいなぁと思っていましたが、世界最高峰にもいるんですか。それも登山家の食料を荒らすなんて、なんて頭がよいのだろう。(荒らされたほうは気の毒ですが)
どうやら、環境適応能力は人間をはるかに超えているようです。カラスのようにしたたかに生きてみたい気がします。
10月5日にスティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。もう多くのメディアでとりあげられていますが、ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式での有名なスピーチがあります。
スティーブ・ジョブズ 日本語で学ぶ伝説のスピーチ
このスピーチを聞いて、いちばん心にささったのは、3つの話の3番目、「死についての話」。
「なぜなら「死」は「生」による唯一で最高の発明品だから。「死」は「生」のチェンジエージェントだから。つまり古いものが消え去り、新しいものに道を開ける働きです。」 そして、「君たちが持つ時間は限られている。人の人生に自分の時間を費やすことはありません。誰かが考えた結果に従って生きる必要もないのです。自分の内なる声が雑音に打ち消されないことです。そして、最も重要なことは自分自身の心と直感に素直に従い、勇気を持って行動することです。」の二つの言葉。
いままで私は本当に自分自身の心と直感に素直に従い、行動することができたのだろうか?大きな無駄はなかったのかと、そして、やがてはやってくる死までに、ほんの少しでも何かを残すことができるのか?と考えさせられます。
それに反して、若い頃だったら心をとらえたであろう最後にくりかえされる言葉 「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ、バカであれ)」は、今はそうでもありません。
それは、今の私の年齢とがんの治療中という今の状況がそう考えさせるのかもしれません。幸いにして、治療はうまくいっているので、まだまだ生きる時間はありそうです。残された日々で何ができるのかを考えながら、ゆっくり穏やかに生きていきたいと思います。
ジョブズ氏のご冥福を心よりお祈りいたします。 合掌