管理人の独り言 le monologue
冬のトップ画
寒い日が続きます。ジュイエのトップ画も、新年にさきがけて変えてみました。
トップ画に使った写真は、ギャラリーに見学にいらした片桐英行さんの作品です。作品を見せていただいた時に、特に印象に残った写真で、「この写真、トップ画にいいよなぁ」と思ったのですが、トップ画にはめてみないとどうなるかわからないし、初対面の方にいきなりというのもどうかというのがあり、何も言わずにいました。
家に帰って、教えていただいたサイトをみると、あの気に入った写真があるではないですか。こっそりダウンロードして、トップ画にはめてみると、これがやっぱりいい!厚かましいと思いながらも、片桐さんにお願いし、サンプルページをみてもらったら、快く承諾してくださいました。
ホームページの構成上、上下は切ってあるのですが、実物はもっと素敵です。
さて、今年も今日でおしまい。2011年は震災があり、大きな台風があり、個人的にも、ずっといっしょにやってきたイラストレータのmaroさんが亡くなり、自分も悪性リンパ腫にかかり、1ヶ月半の入院を含む半年間の治療を余儀なくされたという、さんざんな年でしたが、それなりに考えることも多かった年でもありました。ギャラリーも、のんびりでしたが、この状況で続けられることができたのはひとつの自信となりました。
2012年は無理せず頑張りたいと思っています。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
電子レンジで焼ける粘土
ずーと前に、まだ電子レンジが出たばかりの頃、電子レンジの中にとっくりが入っているのを見て、「焼き物もやけるの?」と言った友人がいて、大笑いした覚えがあります。もちろんそのときは、「とっくり」をやくのではなく、中のお酒を熱燗にするのがその用途だったのですが。
ところが、今はオーブン機能がついていれば、電子レンジで粘土がやけるらしいです。
今回の展示の「World3」の新関さんのフィギュアは、そんな粘土をつかった作品です。「スカルピー粘土」といって、加熱するまでは固まらないので、粘土が乾くのを心配することなく、造形できるすぐれものなのだそうです。
粘土を扱う人なら、もう周知のものなのかもしれませんが、こういう情報って、実際使っている人にふれないとなかなか入ってこないです。ギャラリー業はこんなところも楽しい。
それにしても、陶器はやけないけれど、ウン十年前に笑い話だったことも、今ではそうでもないんですねぇ。時代は変わるものです。



今週の展示は、「World3」、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科男子3人のグループ展です。1番左の作品が「スカルピー粘土」で作ったフィギュア。若さあふれる3人の感性を味わいに是非お越しください。8月16日まで。
第三回少年展
来週の金曜日から、「第三回少年展」がはじまります。第一回のテーマが「ノスタルジックサーカス」、第二回が「少年探偵」、そして、今回が「銀河旅行」と、少年好きならずとも、気になるテーマではないかと思います。
少年展開催中は、ギャラリーは銀河列車「G.Juillet号」。列車内では昭和レトロを彷彿させる「銀河サブレー」も販売します。「黒空南十字星」「コルンバの押し葉」「星空のかけら」と名づけられたサブレーは、少年らしく甘みをおさえた味。
そして、オープニングパーティにはル・キャロッス・ドールさんの「銀河旅行」をイメージしたお料理。その内容がまた素敵!胡桃をつかったオレンジ味のサラダとか牛乳をつかったグラタンとか、星屑入りミートパイとか、夜空のチョコレートケーキとか、「銀河鉄道の夜」と「星」が満載の素敵メニュー。おいしそう~。正式メニューは、少年展特設サイトで、まもなく発表されます。
加えて、ギャラリー前の「カフェ・サント」では、特製のロールケーキ(数量限定)と、星入りの青いソーダを用意しています。
少年ばかりでなく、お料理やスイーツにもこだわった「少年展」。どれも今回限りのものばかりです。是非遊びにきてください。
カフェサントの青いソーダの試作品。中の星はどんな味?
銀河のお菓子
4月になりました。地震や原発、それに伴う社会不安など、まだ気分が落ち込む日々が続きます。もう明るい気分になりたい!ってわけでトップ画を明るい絵にかえました。私の大好きなmaroさんのイラストです。
5月末に「第三回少年展」を開催しますが、そのときに今回のテーマ「銀河旅行」のイメージのお菓子を販売することにしました。昨日はその試食ミーティング、お菓子を作ってくださるル・キャロッス・ドールの尾野田さんと、作家のneychiさんにきていただきました。
オリジナルお菓子はまだ試行錯誤中ですが、方針は決まり一安心。特にココア味の南十字星のサブレが素敵です。

上の写真の左側が南十字星のサブレです。食用銀粉スプレーをつかって描いた、ミルキーウェイが本当に素敵なのです。味も甘さひかえめのしっかりココア味でおいしーい。
オリジナルお菓子の発案者は何を隠そうこの私、ぼんやりとしていたものが具体化するのは、とても嬉しい、元気がでます。
今回は尾野田さんの「銀河旅行」イメージのお料理のオープニングパーティも開催致します。盛りだくさんの「第三回少年展」乞うご期待でございますよー。



今週の展示は「BOY"S"展 ~わたしだけの男の子~」です。くしくも、こちらもテーマは「少年(boys)」です。女子大生のとらえた「少年」はどんな風なのか?是非お越しください。4月5日(火)迄。
思いを届ける場所
「maroと愉快な仲間たち展 ~ガンと闘うmaroを応援するチャリティー展覧会~」は、毎日、小さなギャラリーからはみでそうなぐらいたくさんの方にお越しいただき、大盛況のうちに終了いたしました。ありがとうございました。
この展覧会はたくさんの方がblogで紹介してくださいましたが、偶然見つけたblogの中にこんな素敵な文章がありました。
私はまだ一度もお会いしたことがないmaroさん。
知り合いのアーティストさんから伺いました。
現在、闘病生活を送られているそうです。
そしてmaroさんを支えるアーティスト106名によって
「maroと愉快な仲間たち展」始まっています。
(中略)
相手が自分のことを知らなくても
自分の思いを届ける場所があるということ
それが実はとても人として感謝することであり真実に触れているような気がします。
私はmaroさんのことをよく知っているし、maroさんも私のことをよく知っています。だから、maroさんの役に立ちたいと思い、頑張りました。だけど、もし全然知らなかったとしたら、話を聞いただけで、このblogの方のような気持ちになれただろうか?と思います。知ろうが知るまいが、自分の思いを届ける場所があるのは、幸せなことなのだと、この文章は気づかせてくれました。この素敵なblogはこちらから
今私は、この展覧会で自分がやったことより、ずっとずっと多くのことをもらったと感じています。思いを届けてくれた方すべてに感謝。
欲しかった絵
きのうから「maroと愉快な仲間たち展 ~ガンと闘うmaroを応援するチャリティー展覧会~」がはじまっています。この展示、毎日新聞やサンケイリビングむさしのに取り上げていただいたり、たくさんのメディアやブログで紹介していただいたりしています。そのおかげで、平日だというのに、2日間でご来廊者約150名という大盛況。初日はmaroさんの突然の来廊という嬉しいハプニングもあり、ほっこりとした暖かい展示となっています。
この展覧会に展示されているまろさんの絵は、ほとんどが2010年のカレンダーで使った原画です。
今をさること1年と少し前、カレンダー制作時にひとめぼれした絵がありました。そのときからまだみぬ原画をほしくてたまなかったのです。もちろんその絵は今回展示されています。オープン少しして(さすがにオープン前はできなかったのですが)、オーナーの特権でゲットさせていただきました。1年越しの願いが叶いました。欲しかった方ごめんなさい。
来年の干支はうさぎ、この絵もうさぎの絵です。来年この絵を飾るとなんかいいことがありそうでしょ。
maroと愉快な仲間たち展は23日までです。なお、本日20日は6:30からパーティがあり、Ustreamで生中継されます。そのため展示は6:30までとさせていただきます。ご了承くださいませ。
生中継はこちらから。




左がゲットした絵です。盛りだくさんの展示、是非お越しください。
maroさんと私
7月14日、maroさんから電話があったのはお昼少し前のことでした。「最悪の結果だったので個展は中止にしてください。脳にまで転移していて・・・。」今にも崩れ落ちそうなのを必死に耐えて電話しているのが、その声からうかがえました。私自身も頭が真っ白、それ以外は何を聞いたのか、自分が何を言ったのか、思い出すことができません。
maroさんのために何ができる?何かできることない?と思っていたころに、「ガンと闘うmaroを応援するチャリティー展覧会」の主催の尾嶋さんから「チャリティ展示のために会場を貸してほしい」という電話がありました。時は11月末、本来ならば、maroさんが個展を開く時期です。もちろんすぐに承諾。会場を提供したり、展示のお手伝いをすることなら、私でも十分力になれるはずです。
こうなると、いろいろなことを思い出します。maroさんとはじめて会ったのは、ギャルリー・ジュイエがオープンして間もない2003年の12月、翌年3月の個展のためにギャラリーの下見にきたときです。そのときみた鯨の絵が、本当に素敵で、個展の時は購入しようと決意、でも個展のときにはすでにそれは売れてしまってがっかり。
それから4回の個展と、2006年から毎年いっしょに作ってきたカレンダー。お互いの足りないところを補いながらのカレンダー制作は、大変ではあったけれど、とても楽しく、できあがったときの嬉しさといったら!
ギャラリストとしてここまでやれたのは、maroさんと出会ったことがとてつもなく大きいです。maroさん、元気になったら、またいっしょにいろいろやろうね。
「maroと愉快な仲間たち展 ~ガンと闘うmaroを応援するチャリティー展覧会~」は今週の木曜(18日)から始まります。maroさんと106人のアーチストの楽しい展覧会、小さなギャラリーでの展示ですが、是非足をお運びください。

秋らしい展示
やっと秋らしい気持ちよい天気が続くようになりました。猛暑の夏から厳しい残暑、そして冬のような寒さ、気温の変化についていくのも大変です。そういえば衣替えもまだです。いい天気が続くうちにやらなくちゃ。
さて、今週のジュイエは、秋らしい爽やかな展示です。絵画教室の生徒さんのグループ展で、50代の方が3人とそのうちのお一人の娘さんの4人展。静物、風景、人物といった油絵が17、8点。題材はオーソドックスですが、安心してみていられます。ギャラリー空間が明るく、その雰囲気は、黄色く色づいた銀杏並木を歩いているときに似ています。そのせいかふらりとはいってこられる方や、ギャラリーの前でたちどまって中を見る方も、いつもより年配の方が多いような気がします。
ジュイエの展示は、圧倒的に若い人、しかも学生さんが多いので、このくらいの年代のかたはめずらしいほうです。
若いかたは、その発想のユニークさやパワーに感心したり、刺激されたりして、こちらもうきうきとしてきます。ですが、こういう風におだやかに見ていられるのも、それはそれで幸せな気分になっていいものだなぁと思います。
この展示のメンバーは、去年も同じ時期にやっています。そして、飛躍的にというわけではないけれど、比べると確実によくなっています。そして、また来年もやりたいと。絵を楽しむってこういうことなんだなぁと思います。素晴らしい!私も頑張ろっと。



上述の展示「けやきの会 -洋画展ー」です。秋を感じに是非お越しください。11月9日迄。
幸せポスター展
今週のギャラリーは、「幸せポスター展」というB1サイズ15枚のポスターの5人のグループ展です。
テーマを決めたポスターだけの展示というのは、今までありそうでなかったので、新鮮な気分になれます。それに、「幸せポスター展」という展示タイトルがわかりやすく、言葉の響きがよくて、とても気に入っています。
文字通り「幸せ」をテーマにしたポスターなのですが、動物の立場からみた幸せだったり、野球をしているときの幸せだったり、日常のふとしたことの幸せだったり、5人それぞれの幸せ感がでていて、つい微笑んでしまったり、ほっとしたりしてしまいます。
もっとも、ご本人たちは、「最も幸せとは無縁の5人が、それぞれの幸せという概念をB1サイズのポスターという形で表現した」と言っていて、私にはとてもそうは見えないのだけれど、そうやって自分を揶揄できるのも、若さの特権かもしれないなぁと思います。
少なくとも、私はこの展示をみて、ほっこりとした温かい気持ちになっています。幸せってこんなものかもしれません。
なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ。
(byメーテルリンク)



というわけで、今週は上記の展示です。ちょっと幸せな気分を味わいに、是非お越しください。9月7日迄です。
小さな一歩
開催中の「三人展」には、嬉しいことが2つありました。
「三人展」の3人は、お二人は愛知県、もうお一人は岐阜県からいらしてくださっています。しかも、そのうちのお二人は去年も当ギャラリーをご利用くださっています。今回は、おひとり増えてのグループ展、東京近郊ならいざしらず、遠方からの2回目のご利用というのは、とても嬉しいです。
今までも、沖縄や札幌、フランスはプロバンスからとちょっとびっくりなことは多々あったのですが、遠くの方で2回目というのは始めて。あぁ何てありがたいことなのかと感謝の気持ちでいっぱいです。
2つ目はといいますと、去年の末に購入したプロジェクターの、初めてのレンタルです。もちろんテストはしていますが、限られた環境ではあらゆる可能性をテストできるはずもなく、”本当に大丈夫なのだろうか?”とどきどきしていました。が、何の問題もなく使えました。グループ展ということもあり、小さい画面での投影でしたが、プリントした写真とのコラボレーションがいい感じです。周りを暗くしなくても、くっきりとした映像が見れて、これならいろいろ使えそうです。
それ以前に、”(プロジェクターを)借りてくれる人がいるのだろうか?”という購入してからの不安が頭にちらついていたので、2つの不安がいっぺんに解消しました。小さいけれど一歩すすめたような気がします。
考えてみると、ギャラリーをはじめてから新しく何かを始めるたびに、それが小さなものであっても、いつも不安をかかえてきたように思います。そしてこのどきどき感が不安であると同時に、期待でもあったし、それが仕事をしていく上での糧なのかもしれません。いつも前を向くためには、この不安は必要なものなのかもしれません。



左がプロジェクターを使った写真と映像のコラボレーション。その他はイラストの展示です。
3人の個性がきらりと光る3日間だけの展示、是非ご覧下さい。11日(日)迄。