管理人の独り言 le monologue
白石綾子展
京橋のGallery b Tokyoで開催されている白石綾子さんの個展に行ってきました。
白石さんはおととしの秋、ギャルリー・ジュイエでグループ展やっていただいたのがきっかけで、その後武蔵野美術大学の卒展、今回と彼女の絵に対峙するのは3回目となります。
今回の個展はベタないい方ですが「とてもよかった!」
白石さんは一貫して若い女性を描いていますが、その姿は美しいというよりは生々しく肉感的な、さりとてエロスとはまた違う、日常的なひとこまを切り取ったような絵を描いています。(こちらで白石さんの卒業制作の作品を見ることができます)
今回の一連の作品の特徴として、下地に花模様の布を貼り、肌に薄くその模様がうきでるように描かれていました。それはタトゥーを想像させるような、いやそれよりは、お酒を飲んだときにできる肌の紅潮に似て、それがややもすれば暗くなりがちな作風に、華やかさやある種の凄みすら加えられているようでした。
円形のキャンバスの縁にも赤い花模様の布が張られていて、ギャラリーのライトにあたると、まわりがオーラのようにほのかに赤くなるのも、作品に華やかさを添えているように思いました。
作品を観ながらふと思いました。「この絵は男性には描けないな」と。女によって描かれた、女の内面をえぐりとるような絵に囲まれてただただ感動するばかりでした。
白石綾子さんは武蔵野美術大学の大学院に在学中の若い作家さん、これからが楽しみです。
個展は明日(15日)までです。明日、銀座方面に行く方は、立ち寄られることをお勧めします。


今週の展示は「ふと展」。ふと気づいたことをテーマに立体、平面、写真と多彩な展示です。真ん中の写真は地下鉄の使用済みの切符でできています。是非ご覧下さい。3月18日迄。