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ノスタルジック・サーカス

Category: ギャラリー

「ノスタルジック・サーカス」、この言葉を聞いたときにふと思い浮かんたのは、マルセル・カルネ監督の「天井桟敷の人々」。フランス映画の名作ですが、この映画の舞台はサーカスではなく、芝居小屋です。細かい筋は忘れてしまいましたが、ジャン・ルイ・バロー演ずるパントマイムの名手バチスタがピエロの役を、劇中でやっていたのを思い出したからです。

物語はハッピーエンドではありません。複雑な人間関係とすれ違い、芝居小屋の天井桟敷を埋め尽くす人々も一見華やかにみえながら、その裏は「安い席でしかみられない」人の哀しさをあらわしていたような気がしました。「ノスタルジック」という言葉が、ずいぶん昔に見た、そんな映画を思いださせたのかもしれません。

そんなこともあり、今週の展示「少年展~ノスタルジックサーカス~」は、どんな風になるのか楽しみにしていたのですが、ギャラリーの飾り方は、サーカスというより劇場に近いイメージです。赤い布で飾った入口は、劇場への入口、同じ赤い布で飾ったギャラリーの内部は、劇場の中のようです。
舞台を飾るのは23名の作家さんの作品、そして小劇場のようなもうひとつの空間は、ブランレシピさんの黒を基調とした舞台。そんな感じがします。
私の感じた「ノスタルジック・サーカス」がそこにありました。

「天井桟敷の人々」をもう一度みてみたくなりました。


少年展少年展少年展
というわけで、今週の展示は「少年展~ノスタルジックサーカス~」です。大変身したギャラリーを是非ご覧下さい。5月27日まで。

(2008年05月24日)

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