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琴線に触れる

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「琴線に触れる」という言葉があります。以前はこの言葉の意味を、「人の気にしている部分に触れてしまい、怒りを買うこと」と思っていました。ひょんなことからそれは間違っていて、本当の意味は「心にふれて感動や共鳴を与えること」だと知って、「そうか琴の音にふれるのだから、感動することなんだ」とその言葉の美しさに感心したことがありました。

何故こんなことを思い出したかというと、今日の新聞に載っていました。文化庁が発表した「国語に関する世論調査」の中の慣用句。「感動すること」と思っている人と「怒りを買うこと」と思っている人はほぼ半々。もちろん本来の意味は「感動すること」なんですが、私と同じ間違いをしている人、けっこういるんですね。

とはいうものの、「怒りを買うこと」に使うのも悪くないような気がしています。しかし、「琴線」という美しい漢字を使うのはちょっと抵抗があります。いっそ「禁線」としたら、いや「緊線」でもいいかも・・・

言葉は世につれ、世は言葉につれ、だんだん変わっていくものなのかもしれません。でもギャラリーでは本来の意味の「琴線」に触れて欲しいものだと思います。


ヒトトケモノヒトトケモノヒトトケモノ
今週は銅版画の展示で「ヒトトケモノ」。武蔵野美術大学の4年生の二人展です。二人の模索している様子が作品から伺えます。じっくり見ていただきたい展示です。7月29日迄。

(2008年07月26日)

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