管理人の独り言 le monologue
松本清張と太宰治
Category: General
今年は松本清張の生誕100年ということで、テレビでも清張もののドラマを数多く放映していました。清張ものドラマは脚本の確かさから、サスペンスとしてはずれが少ないので、私も楽しみに見ていたものも多かったように思います。
そういえば太宰治も今年が生誕100年、ということはこの2人の作家は同い年、ちょっと驚きです。
どちらも大学時代に盛んに読んでいましたが、太宰というともう古典に近いもの、かたや清張は娯楽的に楽しんでいました。それもそのはず、太宰は30代で入水自殺、私が生まれるとおの昔に亡くなっています。かたや清張は、80歳すぎまで生き、作家として有名になったのも40過ぎと、活躍している時期がまったく違うのです。
太宰は、古ぼけた白黒写真でしかその姿をみることができないのに、清張はテレビで見ることもあり、同じ年に生を受けながら、この印象の違いは何なのだろうと思います。それだけ昭和という時代の変化が激しかったのかもしれません。
聖路加病院の日野原先生が、小学生に「命は目にみえない。命は時間だ、与えられた時間の中で何をするかということだ」と講義していたけれど、同い年の太宰と清張の違いを思ったときに、人はそれぞれに違う道を与えられていることを感じます。
自分らしさを大切にして、今を生きる大切さを、2009年の終わりに考えさせられました。
(2009年12月29日)
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