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三婆

Category: 演劇・美術
例年11月は落ち着いた天気で、展示日和なのですが、今年はあまりよくないどころか、雪まで降った東京。この先どんな天気になるのかいささか心配です。

さて、先日、新橋演舞場に「三婆」を見に行きました。有吉佐和子原作で、ずいぶん前から数多の女優さんが、舞台のみならず、映画やTVでも演じられてきた演目です。10年くらい前に、波野久里子、水谷八重子、園佳也子という配役で観たことがあり、面白かった記憶があります。今回、大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子とキャストが一新されたので、それではもう一回と思い足を運びました。

物語の時代は昭和30年代、急死した金融業の男の妻、愛人、男の妹と3人の女性がひょんなことから、同じ家に住むことになることから始まり、そこで起こるバトルと老いても必死に生きる姿をえがいています。幾分現代風にアレンジしてあるのと、自分がその年齢に近づいたこともあるのか、その筋を知っているにもかかわらず、面白くて楽しめました。

原作が気になり、有吉佐和子さんのことちょっと調べてみたら、1984年53歳で亡くなっています。「三婆」を書いたのは1961年、なんと30歳の時です。ひぇー、30歳で、こんな年を重ねた女性の機微を描けてしまうのですか。やはり天才だわ。53歳でこの才能を終えてしまうのはあまりに残念。まぁ天才というのはそうしたものかもしれませんが。


スポットライトスポットライト
今週の展示は、合同写真展『スポットライト~虚構と現実~』です。舞台や映像で活躍中の俳優が俳優を描く、いつもとは少し違う写真展。舞台をギャラリーに置き替えたようなインスタレーションと言ったほうがよいような、面白空間です。29日まで。
(2016年11月27日)

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